リフレトレードはどこまで続く
ここ数日の市場関連のニュースを見ているとリフレトレードというキーワードが増えてきました。バイデン政権移行後も金融・財政の拡大が続くとの見方から、株・債券・商品価格の上昇が本格化しているような動きです。それに伴いドル安基調となっていますが、2月10日のパウエル議長の発言でも雇用への懸念が示されており、金融緩和の継続が示唆されていますので、この傾向はしばらく続きそうです。ただ、財政政策の規模で民主党と共和党の折り合いがついていないので、決着を見ないままだと、6月頃から債務上限の問題が浮上するかもしれません。ネガティブにとらえれば、そこから米国債の格下げにテーマが進行し、一気にバブル崩壊というシナリオも想定しておく必要がありそうだと考えています。